おそらく今年一番の傑作になると思う。
日系アメリカ人であるキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、
撮ったこの映画は、移民をテーマにした作品だ。
だが、この映画のテーマ性は、
単なる移民に留まらず、貧困、ギャング、殺人、レイプ、ドラッグ…
あらゆるところに食指を伸ばしている。
なぜなら、上記の個別的なテーマは、しかし、複雑に絡み合っていて、
個別に語ったところで、あまり意味をなさない。
そして、それらが複雑に連なりながら、負のスパラルをつくりあげる。
中米ホンジュラスとメキシコからテキサスを目指すその旅は、
死と隣り合わせの危険な旅だ。
悪魔と"光"の旅。
音楽がすっごく最高です。
後、ギャングのタトゥーがくそカッコイイ!
Mara Salvatrucha